屋久島旅 DAY4,5 辻峠

2015年5月8日金曜日

HIKING OGAWAND OWN Rocklite286 屋久島

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2014/6/10 屋久島縦走最終日。




出発直後にまぁまぁの雨に振られたのでカメラをザックにしまって黙々と歩き続ける。
縄文杉からトロッコ道までの整備された木道は、混雑していて歩きづらい記憶だったけど、早朝の登山道はひとっこひとりおらず快適に歩ける。



ウィルソン株でだけ写真を撮ってまた進む。高校時代から身長は対してかわってないんだけど、ウィルソン株がなんだか小さく見えた。レンズが雨に濡れていてすごく印象的な写真になったけど、別に俺が特別なオーラを発している訳ではないです。笑

トロッコ道に差し掛かったところで、荒川口から来たと思われる登山者とすれ違う。
っとその直後から数分おきに人とすれ違うことになる。ガイドさんと一緒に歩く人、単独の人、学生グループ、年配の方、様々な方が縄文杉を目指して歩いていた。
今回は過去の自分を乗り越えるってことでこの下山道をえらんだけど、いままでの人の少なさとのギャップに驚いてしまった。鼻唄をうたいながら下山なんてできたもんじゃないな。

ほどなくして楠川分かれに到着したので、ここからはトロッコ道を外れて登山道へ。
朝から降り続いている雨は、この登山道を見事なまでに川へと成長させていた。


あの時もかなりキツイ登山道だと思ってたけど、やっぱりここは中々キツイ登りだった。
雨も止まず勢いは増すばかり、とにかく無心で進む。レインパンツはこの旅で初使用だったOUTDOOR RESARCHのヘリウムパンツだったけど、雨に降られ初めて5時間がたったころ、さすがに耐えきれずに浸水してました。

キツイ登りを終えると、太鼓岩との分岐である辻峠に着いた。
あまりにも記憶のままの景色であり、過去にタイムスリップしたような感覚でもあった。
あのころはこのベンチに座ってうなだれてて、白谷雲水峡までいく仲間たちを見送っていた。同じ場所に座って眺めてみたけど、特に何も感じず、パンツまで浸水した雨が冷たかった。



白谷雲水峡では日帰り観光の人やツアーの人も多かった。
正直、尾之間歩道でみた自然の方が印象的だったので、そそくさと通りすぎていった。

この日の予定は縄文杉-楠川分かれ-白谷雲水峡 を通って楠川歩道で海抜0m地点まで下山するというものだった。しかし、出発直後からまぁまぁの土砂降りにあたってしまったことと、太鼓岩を過ぎてからの気持ちの折れ具合が半端じゃなかったことから白谷雲水峡からバスで下山することにした。

バス乗り場でお湯を沸かして冷えた体に味噌汁を流し込む。
すっげぇうまかったな。


バスで宮之浦の街まで降りてくると晴れ間も出ていて、雨が降ってるのは山中だけだったことを知った。バスで下山したことをちょこっとだけ後悔しつつも、まぁやりたいことは全部できたからいっかと開き直って宿まで向かった。





この日もゲストハウスに予約をとっていて、2人の旅人と一緒に首折れサバを食べたり三岳やらなんやらを飲みまくったりしてとても楽しい夜だった。
飲み会は夕方から深夜まで続き、次の日には3人とも少々グロッキーになっていたのだった。


もう1日滞在してもよかったんだけど、この日の天候も良くなかったことと、宿の予約も取れなかったことから1日繰り上げて屋久島を離れることにした。
また今度訪れる際は、ゆっくりカフェ巡りでもしたいなと思いつつ、高速船の中で眠ってしまった。

fin

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