屋久島旅 DAY2 尾之間温泉−淀川小屋

2015年3月23日月曜日

finetrack ツェルト2ロング HIKING OGAWAND OWN Rocklite286 屋久島 山と道

t f B! P L
2014/6/8 尾之間歩道にて






6:30 起床
8人部屋に1人だけで泊まったドミトリーの朝。寝違えたのか、腕がしびれてた。
シュラフとマットをパッキングして、今日の朝ごはんと昼ごはんを買いに行く。昨日晩御飯を食べた「かもがわ」がお弁当も作ってるみたいだったので、竹の箱弁当を1つ購入。よくよく付近を見渡してみると、高校生の頃、縄文杉登山の前にお弁当を買った店が「かもがわ」の向かい側にあった。

ドミトリーの近くの安房警察署で登山届を提出。最近は雨があまり降ってないらしいけど、6月は特にいつ天候が崩れるか分からないから気をつけてねっと。



8:30 バス出発
宿泊している安房の町から、登山口がある尾之間まではバスで移動する。バスが来た時に誰も乗ってなかったから、運転手さんと二人きりかなっと思ってたら、外国人夫婦が途中から一緒になった。どうやら平内海中温泉に行くらしい。
俺の荷物を見て、「バックパッカーかい?」っと聞いてきたので、「今から山の中で3日間過ごす」と言ったら「クレイジーだな!きをつけて!」と激励の言葉をもらった。俺も「二人も良い旅を」と礼を言って尾之間の町で降りた。

9:30 尾之間温泉
0m地点に立ち、ここから舗装路で尾之間温泉まで歩く。今回のルートは尾之間から入山し、淀川・宮之浦岳・縄文杉・白谷雲水峡を超えて楠川に降りる 「ZERO to ZERO」の計画。淀川~宮之浦岳~縄文杉の一般的な縦走路の前後にマニアックルートをつけた玄人向けのルートらしい。特に尾之間~淀川口までは、「尾之間”歩道"」というなんともハイキング的な名前がついていながらも、地図とコンパスをつかってルーファイが必要な区間も多いとか。ソロハイクなので気を引き締めて登山口に取り付く。



が、登山口全然わからない。尾之間温泉の横に登山口があるらしいが、数分探してもさっぱりわからない。それっぽいところに突っ込んで、屋久島の洗礼を受けつつ藪漕ぎしてたら登山コースと合流。本当のルートはとっても歩きやすい整備された道でした。
尾之間温泉から蛇の口滝までは、ハイキングコースとしても設定されているらしく、ところどころに樹木の説明看板とかが設置してあった。普段の登山道とは異なる植生に目移りしながらテクテクすすむ。南国植物の中をハイキングするってなかなか体験できないもんな。




11:00 蛇の口東屋
だんだん一人に慣れてきた。寂しさもないし、飽きもこない。一息ついて水飲むのも、メガネ拭くのも、いつでもできるし自由なのはいいね。ただ、ルートファインディングする時に誰にも相談出来ないってのが難点かな。自己判断が大切。



蛇の口東屋をすぎるとさらに道が分かりにくくなる。ピンクテープの数も少なくなり、いくつかの獣道の分岐に惑わされながらも、ルーファイしながら進んで行く。
道があっているのか間違っているのか不安になりながら進んでいって、ピンクテープを見つけた時の安堵感がすごい。



水場はいくらでもあるので、携行する水の量は減らすことに。途中の沢で休憩しつつお昼ご飯の弁当を食べる。そういえばヒルは全然いないな。




南国植物は減ってきた。コケと木々の緑が合わさって、見たことない景色が続く。


14:15 分岐点
地図上の分岐点と思わしきところで小休止。
この分岐点から、つぎのチェックポイントの鯛之川出合まではCTで20minと書いてあるけど、20minたっても全然付かない。時間に焦ったのかしかもロストしてしまった。戻るか進むか悩んだけど、とにかく川沿いに出れば良いはずと考えて、川がある方角に向けて藪を漕ぐ



15:10 鯛之川出合
なんとか川に出ることが出来たので、川を渡れるところを探しつつ、本来のルートに復帰できるように、上流に向けて沢を登る。復帰点から100mくらい離れたところにピンクテープを発見できたのでほっと一息。



16:10 乃木尾根分岐点
行動時間も長くなってきて、そろそろしんどいなーって時に尾根に出た。初日は最悪ビバークもあるかなって思ってたけど、ここまできたら淀川小屋はもうすぐなのでやる気も復活。尾根に出て見晴らしが良いのも良かった。尾根は枯れた木々も多く、また植生がガラッとかわった感じ。
auの電波も入ったのでまつもにメールもして先にすすむ。





17:45 淀川口登山口
ようやっと淀川口の登山口に到着。マイナールートをルーファイしながら目的地までたどり着けたことが嬉しかったのでちょっとはしゃいでたら、淀川小屋方面から帰ってきたオジさんに不思議な顔で見られた。今日の目的地はもう少し先なので淀川小屋へとすたこらすすむ。



18:30 淀川小屋
なんとか暗くなる前に淀川小屋に着くことができた。先客は小屋泊の夫婦が一組と、テント泊のお兄さんが一人。外で飲み会をしてたので、挨拶をすませてささっとツェルトを設営。ツェルト泊が珍しいのか、色々と質問されたり、「その荷物でテント泊してるの!?」っと驚かれたり。
(後で確認すると、ヘビーウェイトな荷物のお兄さんは三岳の900ml瓶をそのまま持ってきてた。むしろそっちがすげぇ。)



俺もテントを設営して飲み会に参加させてもらった。よくよく話をしてみると、この4人は全員神奈川県在住で家もすごく近いみたい。神奈川ローカルトークに花が咲いた。

若いお兄さんは、白谷雲水峡から歩き始めて、縄文杉・宮之浦岳経由でここまで来たらしい。そして明日は尾之間歩道を歩いて下山するとか。今日俺が歩いてきた中で得た情報を共有してお互い山行の無事を祈った。


21:30 就寝
就寝着は、ibex フーディッドインディーにArcteryxのダウンジャケット。
下はダウンパンツは履いてなかったかな。風も弱く、快適に寝れたのでした。



つづく

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