2014/4/26^27 残雪の天狗岳 DAY1

2014年11月30日日曜日

Golite Breeze HIKING LOCUSGEAR KhufuTyvek 八ヶ岳

t f B! P L
今年の冬に小屋泊で行こうとしてた黒百合ヒュッテ。
2月の大雪で交通手段も断たれて、なかなか行けずじまいだったけど、
残雪期の4月ならテント泊出来るかもしれないと考えて行ってきました。





前回の奥多摩でのテント内最低気温が-9℃。
ここ最近の黒百合ヒュッテのblogや、twiiterの情報から最低気温を予測するとテント内で-5℃くらいじゃないかと予測。それならフロアレスで1人で寝てもいまの装備で十分戦えるだろうと考えて、今回はそれぞれテントを持つ事にしました。




今回は前日コタ家にホームビバーク(シュラフ泊)させてもらって、早朝に立川を出発。中央道の渋滞に巻き込まれる事もなく渋の湯駐車場に8:00に着く事ができました。
やはり八ヶ岳とかはマイカーがあると凄くルートの幅が広がるなー。

今回も俺のザックはGoLiteのBreezeで。前回の奥多摩に比べて2kg軽い11.0kgのパックウエイト。防寒装備は変わっていませんが、スーパーカンジキを持ってこずに10本爪アイゼンを持ってきたり、MSRのWisperLightをガスストーブに変更したりしてます。
コタさんは新調したグレゴリーのコントゥア50でだいたい14kgくらいだとか。途中背負わせてもらったけど、どんなに重くても耐えられそうなくらいウエストベルトと背面パッドが頑丈に出来てました。その反面ショルダーベルトは薄かったのが特徴的。腰で背負うザックはショルダーが薄くても大丈夫なんだろうなー。




渋の湯の登山口で登山届を提出して、すぐにアイゼンを装着してスタートします。今回は天候が良ければ天狗岳への登山も視野に入れているので、いつものHILLSOUNDのチェーンスパイク / 460g ではなく、柔らかいトレラン系のシューズでも装着出来る(推奨はしません)Blackdiamonのコンタクトストラップ / 808g を持ってきました。
inov8のrocklite286への取り付けは問題ありませんでした、2日間通してゆるみも無かったですが、締め込んだ箇所に若干冷たさを感じたので、基本的に柔らかいアッパーやソールのシューズにはストラップ系のアイゼンは向かないのかも。。。天候が良かった上に、2日目は防水ソックスを履いたので大丈夫でしたが、来季はもうすこし考えよっかなっと思います。

そんなアイゼン歩きですが、4月の溶けかけの雪にしっかりグリップするものの、踏み抜くことが多く中々前に進みません。当初は高見石小屋経由で黒百合ヒュッテを目指す予定でしたが、直接黒百合ヒュッテに行く事にしました。




少し標高を上げるとフラットなところに出たのでザックを交代してみます。(コタさんにじわじわと軽量化(Light Weight)をしこんでいますが、こうやって実際に背負わせるのが一番体感できて効果ありそう。笑)
グレゴリーのコントゥア50は、背負うだけなら14kgでも全く問題ないな〜っていう印象でしたが、ちょっと歩いてみると腰から下半身にかけて重量がのっているためか、一歩一歩が重く体を動かすのがしんどいです。
一方コタさんは羽を得たかのように軽い足取りでした。少しずつ、着実に染まってきているな…。




11;00 黒百合ヒュッテ ザックを交換したりしながら歩いているとすぐに黒百合ヒュッテに到着。テン場はまだまだガラ空きだったので奥の方を整地してそれぞれテントを立てました。雪が固く締まっていたのでペグは問題なく効いてくれたみたいです。
始めての雪上フロアレス設営に戸惑っている間に、コタさんはいつものTANI1Pをそそくさと立てていて、やっぱ自立式の安定感はすげぇなと再認識しました。軽くて耐風性が高い自立テント欲しいな〜。

あまりにも早くテン場に着いてしまったので、これから何をしようかと相談してみると、近場に「ニュウ」というピークがあることを思い出しました。コースタイムも往復2時間ちょっとなので、昼飯食べたらそこを目指す事にします。





12:20 黒百合ヒュッテ出発 荷物をコンパクトにまとめて黒百合ヒュッテを出発。中山峠を越えて北に向かいます。稜線はさらに雪の量が多く、木々も低いものがほとんどなので、歩くたびに針葉樹の葉の藪漕ぎ状態になっていました。
コタさんはザックの荷物だけだしてコントゥア50でしたが、俺はsea to summit ultra sil dry bag / 68g を山で初使用。普段の買い物もアタックザックもコレで十分です。

途中開けたところから、明日チャレンジする天狗岳が見えました。山頂は雪があまり残ってないけど、途中の急斜面はびっしり積雪してる様子。北側から見る天狗岳の姿はあまりに凛々しく、本当に自分たちが登れるのかちょっとびびってしまいます。



13:40 ニュウ そこそこ長い樹林帯を抜けて急に開けた場所がでるとそこがニュウでした。ここにくるまでの看板に、「にう」「にゅう」「ニュウ」とか色んな表記がしてあっったけどどれが正しいんだろう?山の看板ってけっこう適当です。
しばらくすると他の方達もやってきたので大休止してから帰ります。





15:15 黒百合ヒュッテ 3時間でニュウを往復していいかんじの時間になってきました。珈琲のんだり、黒百合ヒュッテの裏山で滑落停止訓練もどきをしたりしながら遊んでると日も暮れてきたのでゴハンにします。ビールを買おうと思って小屋に入ると、ぬくぬく過ぎて出たくなかった…。





すでにキンキンに冷えているビールをさらにスノーサーバーで冷やしつつゴハンの準備。
今日はあったかいものを食べたかったのでみそラーメンにチャーシューとネギをトッピング。マルちゃん正麺は多少煮込み過ぎてもぐちゃぐちゃにならないのが山向けです。麺の形が丸型なのもgood☆




お互いゴハンを食べたら、クフの中で焼き物しながらチビチビお酒を。
冬季宴会用シェルターとしてクフは最高っすね。ストーブを炊いてるとシェルター内も暖かくっていい感じに酔っぱらってぬくぬくしながら寝ました。



〔clothing〕
・finetrack / フラッドラッシュスキンメッシュ
・patagonia / capline2
・ibex / Hooded Indie
・montaine / Light speed jacket
・Arc'teryx / Cerium LT Hoody

・mont-bell / ジオラインパンツ
・mont-bell / スーパーメリノウールEXPタイツ
・finetrack / ストームゴージュアルパインパンツ
・NANGA / potable down pants

・injinji / PERFORMANCE-MW
・mont-bell / メリノウール アルパイン ハイソックス
・Gunze / downshoes
・プラティパス湯たんぽ 500ml

〔Sleeping〕
・Coccon / Air Core Travel Pillow UL
・montbell / U.L.SSダウンハガー #2
・山と道 / U.L.Pad15+s
・アストロフォイル

外気温 0℃ テント内気温 5℃

やっぱりプラティパス湯たんぽは最強だな。奥多摩のときより断然あたたかく、地面からの冷えも全くなくて熟睡でした。やっぱりアストロフォイルが滑るから山と道マットと連結出来るような仕組みを作ろうかなぁ。




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