2013/7/28-8/4 北海道ツーリング DAY4

2013年9月12日木曜日

Bike camp touring TDM850 W400 北海道ツーリング2013

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DAY1:神奈川→新潟港→(フェリー)
DAY2:(フェリー)→小樽港→稚内森林公園キャンプ場
DAY3:稚内→宗谷岬→クッチャロ湖(クローバーの丘)→美深アイランドキャンプ場
DAY4:美深→上川→層雲峡→三国峠→白樺並木の道→帯広
 
《快晴の予感》
6時ごろ気持ちいい朝の空気で目を覚ました。昨晩はどうやら寝落ちしたみたいで、夜中の気温は測れてなかった。まぁあまり気温を気にし過ぎるとキャンプにしてるのか観測しにきてるのか分からなくなるからいいんだけど。笑
温泉も入ってぽかぽかになってたので、前日と同じようにシュラフは掛け布団スタイルで充分だった。朝の天気も晴れ。なんだか今日は快晴の予感・・・!!!

昨日少し話したハーレーのおじさんは、大量の荷物をまとめて先に出発していった。1週間くらいこの辺りで滞在したから、とりあえず次は道東方面に向かって走るかな~っと自由な旅を満喫してるみたい。なんだか見ててすごい嬉しくなった。物腰柔らかないいおじさんだったな。お気をつけて~。
俺等も荷物をまとめて、隣の道の駅で羊乳ソフトを食べて出発~。


 

《断崖絶壁に挟まれたツーリングロード》
美深の近くに有名なひまわり畑があると地図に書いてあったので、軽い気持ちでいってみたけど、見つけきらずに断念・・・。少し意気消沈しながらとりあえず層雲峡方面に向かって走り始めるけど、なんだか向かう先の雲が・・その・・なんていうか・・凄く黒いです。

名寄から士別を過ぎて、旭川紋別自動車道の無料区間を通って上川町へ。ここまで単調な道で少し眠くなって疲れたし、お昼も食べてないからコンビニ(なんと!北海道で初めてのセブンイレブン!)で休憩。上川町のラーメン食べようか~って話してたら外は急に土砂降りの雨。少しごはんを食べてカッパを着て出発すると直ぐに止む雨。なんなんだこの天気はー!

層雲峡に近づいてくるとだんだん周りの山が高くなって断崖絶壁に挟まれた道になってくる。層雲峡自体はあまり下調べしてなかったんだけど、道は走りやすいし眺めはいいし、交通量も少ないし良いツーリングルートだなー。山道が苦手なマツモも、「この道は凄く走りやすい」っとご満悦の様子。ただ、たまに現れる『鹿飛び出し注意』の看板が、『鹿激突死亡事故多発!!!』に変わったのが気になるところ。霧も出てきたし。


《三国峠》
銀河の滝と流星の滝のB級観光地感を味わいながらも層雲峡を奥へ進む。大雪湖を通ってさらに奥の三国峠PAへ。標高も高くなってるので、フリースを下に来てちょうどいいくらい。だいたい体感15℃くらいかな。

三国峠PAでは雨も上がって少し休憩を。すかっと晴れたらすごく見晴らしもよくて気持ちいいんだろうけど、まぁ雨が降ってないだけましか~。とか話してると1台のエストレアが入ってきた。マツモは昔エストレアに乗ってたので、おーっと思ってみてると、どうやら女性ソロライダーらしくってさらにテンションアップ。
話しかけてみるとしかも関東の人らしい。少し盛り上がって話してると、さらに1台BMWのGSがパーキングに入ってきて、全員年代が近かったこともあってヒト盛り上がり。一緒に写真を撮ってお互いの旅の安全を祈って分かれました。この旅で始めて女性ソロライダーと出会ったマツモは、連絡先交換すればよかったかなぁと。また縁があったら会えるよ~っと冗談混ざりで話してたけど、まさか翌日ばったり会うとは・・・。


  
《雨の帯広 白樺並木の道へ》
三国峠を過ぎて帯広方面へ。天気は一向に回復する様子もなく、タウシュベツ橋梁もスルーして、ぐんぐん標高を下げて十勝平野を目指す。本当はナイタイ高原牧場でツーリングマップルの再現をしたかったけど、この雨だし諦めることに。

上士幌の道の駅で、このまま帯広に向かうかどこか寄り道するかを相談。雨は振ったり止んだりを繰り返してるけど、土砂降りではないから少し寄り道くらいは出来そう。ナイタイ高原牧場は諦めたけど、白樺並木の道なら曇りでも楽しめるんじゃないかということになって、ツーリングマップル繋がりで白樺並木の道へ。

国道から一本それた道道に入ると、右も左も牧場牧場牧場・・・。最近、俺とマツモは、北海道の帯広を舞台にした「銀の匙」って漫画にはまってて、その景色とそっくりで大興奮。興奮しすぎて道も間違えて遠回りするし、なんだか雨も強くなってきたけど気にしない。今日はホテル泊だから何も怖くないのだ。笑

道道から少しそれて地図の通りに走ってると、突然現れる白樺並木の道にびっくり。雨で少しぬかるんだ砂利ダートだけどオンタイヤのバイクでも充分走れる綺麗な道でした。まっすぐ伸びた白樺に、どこまでも続くこの道。滋賀県のメタセコイヤ並木道を少し思い出した。湿った空気と、葉から零れ落ちる雫がなんとも風情があり、今日はあまり展望が望めない日だったけど、雨の景色も悪くは無いなと思ったとか。そういえば今日の宿も『白樺の湯』だったなぁとかつぶやきながらそろそろ帯広にいこう。


《サクサクナイ六花亭 と 閉店間際の豚丼》
帯広の宿は案外街中だったけど、ホテルの裏にバイクを停めれて一安心。ここまで2泊キャンプしてきたんで、今日はホテルに泊まってゆっくりしましょう。凄い綺麗なホテルで、大浴場もあって、駅まで5分ちょっとで、ダブルで8000円くらいだったかな。荷物を降ろして一息ついたら、おみやげ散策と晩御飯へ。

帯広と言えば六花亭。六花亭といえばサクサクパイ。賞味期限3時間という幻の商品。これを食べたくてここに来たといっても過言ではないんやけど、帯広に着いたのが遅すぎてなんと売り切れ・・・。ま じ か ・・・。なんとも楽しみにしていただけにガッカリやったけど、とりあえずお土産買って家に配送して豚丼食べにいくかーって話してると、なんと豚丼屋さん閉店10分前。19時に閉まるなんて・・うそん・・・。おなか空きすぎてテンションが下がりつつも、空いてることを祈って豚丼発祥のお店「ぱんちょう」へ。

お店に着くとまだ暖簾は出てる!なんとか滑り込みセーフだったみたい。早速「梅」をオーダーして待ってると、器からはみ出んばかりの豚丼のお出まし!かぶりつくように豚丼を口へ。脂っこすぎない豚ロースは、肉の旨みと甘辛いタレの相性抜群でご飯がススム。豚丼やさんって、豚丼以外出さなくてやっていけるのかな?って思ってたけど、これを食べたらそんな考えあっさり捨てる。余計なものは要らない。肉とタレとご飯と味噌汁。そこに沢庵が数切れ。これだけでいい!サクサクパイは食べれなかったけど、本場の豚丼が食べれたからいっか~。



《帯広の夜》
お腹も満腹になって気分よく歩いていると、なんだか八戸のみろく横丁に似た屋台村があるのが見える。外でお酒を飲むのが大好きな二人は、香ばしい匂いに誘われるまま屋台村へ―。
なんとここ、帯広が街をあげて取り組んでいる「北の屋台」と「十勝乃長屋」という屋台・長屋郡らしい。こんなとこがあるなんて全然知らなかった!屋台村は、水曜日の20時にしては、多くのお店は人でいっぱいで活気のある通りで、反対に長屋の方は、ぼちぼち開店準備を始めるかといった感じの大人な雰囲気を醸し出していた。豚丼で腹いっぱいになっている俺等は、さんざん悩んだあげく1件だけ寄っていこうかとしたけど、美味しそうなお店はどこも満席だったので、諦めてホテルに戻ったのでした。
今度帯広に来るときは、サクサクパイと屋台村に絶対行くんだと、心の奥に誓いながらフカフカの布団で眠りに落ちた。


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