2013/7/28-8/4 北海道ツーリング DAY5

2013年9月19日木曜日

Bike camp touring TDM850 W400 北海道ツーリング2013

t f B! P L

DAY1:神奈川→新潟港→(フェリー)
DAY2:(フェリー)→小樽港→稚内森林公園キャンプ場
DAY3:稚内→宗谷岬→クッチャロ湖(クローバーの丘)→美深アイランドキャンプ場
DAY4:美深→上川→層雲峡→三国峠→白樺並木の道→帯広
DAY5:帯広→トマム→かなやま湖→Cafeゴリョウ→チーズ工房
                →ワイン工場→星に手の届く丘キャンプ場
 
《一か八かの早朝アタック》
この日の一日の行程はここ数日に比べて距離は短い予定だった。なので、朝はゆっくり出発しても良かったけど、もし、トマムの雲海テラスで雲海が見れるんだったら早朝アタックしてみようかと思ってた。早朝4時過ぎに起きて、雲海テラスのスタッフblogをチェックすると、見れる可能性と見れない可能性が五分五分だとか。前日は天候不良でOPENしなかったし、ここ最近の天気の悪さから考えると結構厳しそう。でも、帯広は雨も降ってないし、一か八か雲海チャレンジしてみようと決めました。5:30頃に帯広を出発。
帯広からすぐに高速に乗ってトマム方面へ。向かう先の頭上には黒い雲。そしてしばらくすると雨も降ってきた。だんだんチャレンジしたことを後悔し始めて、2人ともテンションが下がってきたけど、もう行くしかないし奮い立たせてアクセルを握る。
トマムには7時前に着いて、雨も降ってないし、雲海もまだ出てるみたい!少し高めのゴンドラリフト券を買って標高1088mの雲海テラスへGO!ゴンドラなんて久々に乗ったけど、浮遊感と少しの心細さがあいまって癖になりそうですね。なかなか長いゴンドラで、周りの景色も楽しめるし、帰りは鹿も見れたりしてこれだけでも充分楽しかったです。
10分少々ゴンドラに揺られて雲海テラスに到着。見渡す限りの雲海で浮かんでるみたい!っとまではいかなかったけど、日が昇ってきた割には雲海は残ってて、充分満足できる眺め。朝ごはんを食べてなかったので、パンと珈琲を注文して空いた席で優雅に味わう。標高も高いだけあって少し肌寒いけど、バイク装備な俺達は準備万全でした。
テラスの周りを散歩したり、写真を撮ったりしてゆっくり過ごします。今日の最終目的地は上富良野のキャンプ場なんで、超ゆとりのあるスケジュールなんです。連日移動し続けた俺達にとって、このゆっくりした時間は心にゆとりを持たせてくれました。そう。このときは、心にゆとりをもたせてくれたと思っていたのだった。 

  

《リゾートの真ん中でクーラントを漏らす》
雲海テラスから降りてきて、もう少し朝ごはんを食べたいけど近くにセイコマもないので、道の駅南富良野に行くことに。紹介が遅れたが、この雲海テラスがあるトマムという地域はリゾートホテルが多く、ゴルフ場や高級ホテルが立ち並んでいる。リゾートというからには景観も良く、極力自然を残しつつ道路を建設しているため、細く狭い道が多いのだが、基本的には看板が立っているため道には迷いにくいところなのだ。トマムICから降りてこの雲海テラスの駐車場に来るときも看板に案内されて来たので道をあまり覚えてなかった。なんだか2回くらい曲がったかな程度の記憶だ。
まぁ別に難しいことはない。西に向かえばICがあるから、そこから国道に出ればいいんだ~ふふ~ん♪っと上機嫌で出たが、速攻で道を間違えたっぽい。国道方面に出るつもりが、トマムリゾートホテルを目指していた。
トマムリゾートホテルへの道は、前述の通り、細く狭く、それでいてなんだか高級感が漂う。荷物満載のバイクな自分達がホテル方面に向かっていることになぜか焦りを覚えた俺は道の途中でUターン。まつもが無事にUターンできたのを確認して、俺もUターン。
狭い道で。しかも、ちょっと勾配ついてる道で。荷物満載のTDMで。数え切れないフラグが立っている状況で、そのフラグの重みに耐え切れず、傾く車体。まるでスローモーションのように、道の真ん中で、、、立ちゴケ。。。orz。。。
倒れた瞬間にはじけ飛ぶ右ウインカーレンズが視界に入ったが、クーラントを撒き散らすTDMを見てパニックになってとりあえず起こそうとするが、荷物満載な上に谷側に倒れたバイクはなかなか起きない。あわててマツモがかけつけてくれるが、ちょうどホテルのチェックアウトの時間に近かったので、次々と車がやってきて渋滞を起こしてる。もう泣きそうなくらいの気持ちの中、その車の人たちが降りてきてくれて、一緒にTDMを起こしてくれました。ほんと、情けない。ほんとみなさんありがとうございます。
路肩にバイクを移動させて現状を確認すると、ウインカーレンズとバルブが消し飛んで、ブレーキレバーが(また)曲がって、新品にした右シュラウドに(また)キズが・・・。泣きたい気持ちを抑えてセルを回すと、エンジンはかかるみたい。クーラントの漏れも倒れてオーバーフローしただけみたいで大丈夫。このままここにいると泣いてしまいそうだったので、とりあえず道の駅まで移動することに。今日の行程が短くてよかった・・。
何故か持ってたアロンアルファでウインカーレンズを修復したけど、バルブの予備をもっておらず、手信号で対処。レバーは換えもあったけど握れるのでこのまま。カウルのキズは、もう諦めました。笑
道の駅でそれらの修復をしてると、ロードバイク乗りのおじさまが話しかけてきてくれました。関東からきたことを話すと、隣町の出身だということが判明して川崎のローカルトークを。おじさまありがとう。少し気が晴れました。笑
 
《かなやま湖から富良野へ》
いつまでも凹んでる話をしてもつまらないので切り替えます。笑
休憩していた道の駅からかなやま湖を通って富良野へ。かなやま湖は湖畔にラベンダー畑が広がる観光スポットなんですが、平日だからなのか、ほとんどヒトはおらずのんびり楽しめました。バイクをもう少し近くまでもっていけたら良かったけど、ラベンダー畑の真ん中で写真撮れるってとこも中々ないよね。

かなやま湖から富良野はすぐ着いて、ちょうどランチタイムが始まる時間だったので、何件か目星をつけていたカフェのひとつ、「Cafe ゴリョウ」へ。Cafeゴリョウは、古民家を改造して建てられたCafe&ゲストハウスで、ご夫婦と大工さんの3人で全て改築したらしいです。店内の雰囲気は、古民家の趣を残しつつ、オシャレなインテリアもあったりでなんとも不思議な雰囲気。でも木のぬくもりや、軋む床などが少し親近感を与えてくれて落ち着くー。ランチセットと珈琲を頂いてカウンターでのんびりと。俺はいっつもキャンプをしちゃうので、ゲストハウスとかライダーハウスに泊まることってなかなかないんやけど、そういうところを巡って旅するのも楽しいんだろうなって気分になりました。


 

《チーズ工房からワイン工場への梯子》
Cafeゴリョウでまんぷくになったら、近くのチーズ工房へ。チーズの製造過程を見れるらしいから楽しみだな~って思ってたら、肝心な部分はすっとばして包装とかのところだけ見れるようになってました。そりゃそうだよね。ホエーとか生で見れるかとおもったけど、んなこたぁない。笑
ワイン工場でも同様に、製造過程はVTRで見て、樽で寝かせたり瓶で寝かせたりするところだけ見れました。まぁいいんだけどね。ちょっとだけ期待してただけに少しだけがっかり。お土産は大量に買いましたけどね。(2人で合わせて10本くらい買って各地に送った)
富良野はさすが観光地なだけあって、メインの国道にはそれなりに色んなお店やさんが立ち並んでました。オシャレなCafeも多いし、観光地も多い。かと思いきや少し外れたらのどかな風景もあったり。富良野だけで2日間くらいあっても飽きないかもな。


 
《星に手の届く丘キャンプ場》
チーズ工房でふざけて写真を撮ってたり、ワイン工場でお土産選ぶのに時間をかけたりしたので、気付けば夕方、そろそろキャンプ場にいきましょかー。
ほんとは、青い池とか牧草ロールとか見に行く予定でのんびりスケジュールのはずだったけど、まぁ予定通りにいかないのはいつものことか。
富良野のスーパーで買出ししたあと、予約していた「星に手の届く丘キャンプ場」へ。今日は、マツモと2人のキャンプじゃなくて、同じく北海道ツーリング中の瀬田さんと一緒にキャンプなので、ちょっとは料理をしようかーってことで色々食材を買出しました。
ここはけっこうファミリー向けなキャンプ場なんだけど、ライダーにも優しいし、なにより綺麗なキャンプ場はマツモも喜んでくれる。しかもなんだか天体観測も出来そうなネーミングだし、高原にあるってことは空も晴れるだろうと踏んで予約してたのです。
国道を反れて20分くらい走るとキャンプ場の入口が見えてきた。管理棟へ向かう道が砂利ダートだったので、俺が先に入って行き、マツモに少し待っててもらうと、インカムから突然叫び声が。
え?なになに? ん?誰かと話してる?距離が離れてインカムが途切れ途切れになったので、Uターンして戻ってみると、なんと昨日の三国峠で出会ったエストレア乗りの女性ライダーさんがいる!!!?え!!?なんで??笑
なんでも、富良野をふらふら走ってたら、右に牧草ロールがいっぱい見えて、そしたら交差点で待ってたマツモとばったり会ったらしい。道の駅とかで会うならまだしも、交差点ってすごいな(笑)。30秒くらいどちらかが前後してたら絶対会わなかったのに、偶然に偶然が重なって再会するとは。これも何かの縁ってことで、マツモが連絡先交換してました。またどこかで一緒に走りましょー!
 

《少しだけ星に手が届いたキャンプ場》
キャンプ場について受付してると、瀬田さんもやってきた。いつも関東で遊んでる友達と、北海道で会うって凄いことだと思ったけど、なんだか瀬田さんの反応がいつもどおり過ぎて、いつも通りの対応をしてしまった。ゴメン瀬田さん。笑
絞りたて牛乳飲んだり、のんびりテント立ててビール飲んだり、薪売りの少女に貢いだりして、キャンプ場の夜は更けていく。今晩のご飯は、瀬田さんが買ってきてくれたセイコマのジンギスカン(これほんと絶品だよね!)に、ホタテの炭火焼とか鮭とキノコのホイル焼きとかの魚介。いつものサラダと、お土産に買ってきたチーズとワインで乾杯。瀬田さんはお酒ほとんど飲めないけど、俺等に付き合ってくれて少しだけ飲んでくれました。いやーいい夜だね。
肝心の星はというと、強力な雨男と雨女の力は発揮されず、雲間から少しだけ見れました。少しだけなのにそこに広がる星空は凄く輝いて見えたとか見えてないとか。楽しくてワイン飲み過ぎて酔っ払ってて正直あまり覚えてませんでした。まぁ明日はきっと快晴の青空とどこまでも続く高原をバックに写真が撮れるんだし、それでいっか~とか思いながら、今日もまたシュラフを掛け布団にして寝ました。気温?見てないですよ?だって酔っ払ってるんだもん。夜22時頃就寝。。。



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