2013/7/28-8/4 北海道ツーリング DAY3

2013年8月30日金曜日

Bike camp touring TDM850 W400 北海道ツーリング2013

t f B! P L

DAY1:神奈川→新潟港→(フェリー)
DAY2:(フェリー)→小樽港→稚内森林公園キャンプ場
DAY3:稚内→宗谷丘陵→宗谷岬→猿払→エヌサカ線
      →クッチャロ湖(クローバーの丘)→音威子府→美深アイランドキャンプ場

《稚内森林公園キャンプ場の朝》
夜はいつのまにか眠ってしまったらしく、二人とも朝まで爆睡だった。テント内気温は17℃くらい。昨晩は温泉に入らなかったので、走行中に来てたシャツにフリースを着ただけの格好。シュラフは、モンベル#5と#2を合体させたものを掛け布団として使ったら丁度良かった。#2は流石にやりすぎだったかな。

足の痛みはそこそこ治まってたけど、ちょっと調子にのると痛みはあるレベル。靴も履けるし歩けるので旅は一応続行することが出来た。ほんと、左足じゃなくて良かった。。。

ここの稚内森林公園キャンプ場は、無料な上にトイレも水場も凄い綺麗。駐車場から少し登ったところに荷物は運ばなきゃだけど、こんな綺麗なキャンプ場が無料だなんて、北海道おそるべし・・・! 

《ノシャップ岬から宗谷丘陵へ》
片付けを終えたら8時過ぎにキャンプ場を出発。少し走るとすぐにノシャップ岬が見えてきた。キャンプ場からノシャップ岬までの道にはライダーハウスやら民宿やらも多くて、雨が降ったらここでも良かったなーっと。

ノシャップ岬からは奥尻島がうっすらと見えるけど天気はあまり良くない・・。まだ人も少なかったので写真を撮って(二人とも写真が好きなので、総勢5台くらいのカメラで撮った。笑)、イルカも岬も満喫したらささっと準備して出発。すぐに雨に振られるので今日もスタートからカッパを着込んだ。

稚内から宗谷岬に行くまでの海沿いの道は凄く風が強い。車は80km/hくらいで飛ばして走ってるけど、荷物満載バイクではこの風は辛くてゆっくり走った。海沿いの町っていつもこんな強風なのかな。洗濯物とか大変そうとか呑気に考えてた。

宗谷岬に到着する少し手前で宗谷丘陵方面へ右折。ここは、色んな本とかBlogで見てから凄く来たかった場所。なだらかな丘陵地帯と風力発電所。そこから望むオホーツク海。青空と絵に描いたような雲が浮かぶ楽園のような場所、の、はずだったけど、ガスってて展望は無い。なんにも見えない。青空は?風車は?そこに広がる牧歌的な風景は!?
まぁ、天気ばかりはしょうがないよね。またいつか来ようと心に誓って足早に宗谷岬を目指しました。


《日本最北端の地》
宗谷丘陵から宗谷岬を目指すと、なんだかフェイクみたいなのがいっぱいある。それぞれにしっかりひっかかりながらついに日本最北端の地「宗谷岬」へ。
駐車場にバイクを入れると、その独特な雰囲気に思わず息を呑んだ。永遠と流れる謎の音楽。なぜか牽制し合うバイク乗りたち。ときどき訪れる観光バスとおじちゃんおばちゃんの大群。色んな要素が混ざり合ってカオスなことになってた。

俺等も記念撮影をして、お土産を買って、日本最北端のトイレによって出発。北海道に来て色んな自然に触れ合ってきたせいか、この作られた雰囲気の観光地があまり好きにはなれなかった。晴れてたらまた違うのかもね。

宗谷岬から少しおくに行ったところにある最北端の郵便局で消印を押してもらって暑中お見舞いを投函完了。これが出せただけでけっこう満足な気分になれた。笑

余談だけど、最近、山のピーク(山頂)とか島の端っこ(岬)とかにあまり固執しなくなった。昔は、バイク乗りは常に先端を目指すもの!って思ってたけど、俺も大人になったってことかなぁ。


《オホーツク海を左手に青空を仰ぐ》
猿払に入る手前くらいから青空が見えてきて、だんだんと気温も上がってきた。カッパを脱いで気持ちよい潮風を浴びながら南東に向かって走る。左手にはなんだかホタテの加工工場が立ち並んでて、凄い量のホタテの貝殻が積み上げられてた。特に予定してた訳じゃないけど、ツーリングマップルにも乗ってる定食屋「やませ」でごはんを食べることにした。

店に入ると、平日にもかかわらずほぼ満員状態で、どうやら地元の人もよく利用してるみたい。まぁ、他に食事処が近くにないのかもしれんけど、地元の人が居る=間違いなく美味しいってことなのでホタテづくしの「やませ定食」と、なぜか無性に食べたくなった「ロースカツ定食」をそれぞれ頼んだ。こうゆうとき二人いるといいよね。シェア出来て、カツもホタテも食べれるし。
出てきたホタテの刺身はプリップリで味も食感もすごい美味しい!いままで食べたホタテの中で間違いなく一番美味しかった。バター焼きも美味いし、ごはんも美味いし、味噌汁も出汁がきいててうまかった~。




《エヌサカ線へ》
北海道の道路と言えば、路肩のコレ「↓」だと思う。雪国特有のここが路肩ですよマーク。バス停のとこはちゃんと窪んでたりしてて感心する。でも、その矢印があるおかげで、空にはいつも↓が映り込んじゃう。エヌサカ線は、↓も電柱もなーんにもない直線道路。だから景色がすごく開放的に感じる。

空と大地と道路と俺達しかいない。なーんにもない。それがいい。
車もこなさそうだしバイクを真ん中において撮影~っと思ったら意外と交通量があるこの道路。移動して、撮影して、移動してってしてたら草むらの茂みに三脚を忘れてました。気付いたのは30kmほど移動した後で、北海道の大地にゴメンナサイと言って諦めました。


《クローバーの丘事件》
エヌサカ線を過ぎたら、クッチャロ湖の南側を通ってクローバーの丘へ。ツーリングマップルにも0円まっぷるにも「穴場スポット」として紹介されてたので寄って見た。ぐんぐん牧場地帯を進み、森の中に入っていき、細い農業道路を通った開けた丘に出た。クッチャロ湖が一望出来るスポットで、鐘が一つおいてあるだけの展望台。誰も居ないし車も通らない。ここに車での道も決して綺麗じゃないし、たしかにこれは穴場スポットになるだろうね~。

人が居ないし建物もないぶん、景色は抜群で、クッチャロ湖からオホーツク海まで見渡せる綺麗な丘でした。ちょっとはしゃぎ過ぎてジャンプして写真撮ってたりしたら、シートの上においていたヘルメットがコロンと転がった。俺ってけっこうヘルメットとか落としちゃうタイプで、キズがつくのもあんまり気にしないやけど、このときはなんとなく、ただなんとなく嫌な予感が過ぎって、シート上を転がるヘルメットに手を伸ばすも遭えなく空振り。そして地面に落下。それとともに飛び散る破片、と、インカム。うぉおおお!!それは!それだけは壊しちゃいけねぇぇ!!!あわててインカムを拾い上げるととりあえず無事みたい。だが、むしろ問題は飛び散った破片の方で、それは、インカムベースの上半分だった。。。なんにもない丘で、、ツーリング2日目で、、、インカムが破壊だなんて、、、orz
なんでこう不注意が多いんだ俺は、昨日は足に熱湯ぶっかけるし、さっきは三脚を忘れてくるし、、、ああ、、、、。でも、インカムが真っ二つにならなかっただけましか。
へこんでてもしょうがないので、持ってたダクトテープでインカムをくっつけて強引に装着。幸い端子部には被害は無かったみたいで、多少聞こえづらいけどなんとか使えました。あとでセイコマでアロンアルファを買おう・・・そう思ってクローバーの丘を後にしてキャンプ場に向かうことに。


《温泉併設のキャンプ場は楽園です》
初日からずーっと海沿いを走ってきて、ここにきて初めて内陸へ。音威子府を超えて、相変わらずセイコマで買出しして、美深の道の駅の裏にあるキャンプ場へ。美深アイランドキャンプ場は、トイレも水場も超高規格だし、管理人さんも親切、なのに料金200円。安い。安すぎる。隣の温泉は400円。泊まらないわけないでしょ。
テントを設営して温泉にいこうとすると、近くにテント張ってたバイク乗りさんが話しかけてきてくれました。CRF250L乗りのおじさんはちょっと酔っぱらってたけど良い人でした。ハーレー乗りのおっちゃんは、1週間くらいここをベースにしながら遊んでるらしくて、内陸の温泉は気持ちいよ~って教えてくれた。なんだかみんな楽しそうで、こっちも嬉しくなりました。CRFのおっちゃんの話が途切れずタイミングを失いかけてたけど、日も暮れてきたのでぼちぼち温泉へ。

温泉はほどよいヌルさで、疲れたからだにジワッとしみ込むアルカリ性の冷鉱泉。露天風呂は無いけど、2日ぶりの温泉は気持ちよい~。さっぱりした後は、温泉で売ってたトマトを買ってキャンプ場に戻りました。

晩御飯は、セイコマでかったレトルトカレーとコッヘルで炊いたご飯。そこに、まつもが音威子府の道の駅で買ってきた蝦夷鹿ウインナーとナスを乗っけて食べる。蝦夷鹿ウインナーは一度ボイルしたあと焼いたので、臭味も取れてジューシーで美味い。ウインナーの中の肉に歯ごたえがあって、味はサラミと鶏肉を混ぜたみたいな感じ。カレーの辛さとビールとウインナーでご機嫌になったところで、少しだけ星を見てテントでゴロンと横になる。温泉に入って体もリフレッシュできたし、2日とも草地の気持ちいサイトだったので、横になったら一瞬で寝ました。明日も晴れますよーにと願いながら、北海道2日目の夜は更けていった。



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