2013/5/3-5 ふくすまツーリング DAY2

2013年5月4日土曜日

Bike C65 camp touring ふくすまツーリング

t f B! P L

朝起きるとちょうど日の出が見れた。
広い草原の向こうから暖かい太陽が昇ってきて、寒い空気が少しずつ暖められていく感覚が好きだ。



朝はパックご飯とレトルトカレー。
昨日も活躍した、MSR WiperLightInternationalとデカ鍋の組み合わせ。今回30ozのガソリンボトルを2日間使ったけど、燃料は2/3ほど残ってた。前回の久留里のキャンプではプレヒートでガソリンを使ってたけど、今回はアルコールでプレヒートしたのが効いてるのかな?北海道もこれで良さそう。
みんな起きて片付けしたら、いよいよ今回の旅の目的である福島原発の立ち入り禁止ギリギリラインに向けて出発。
出発間際にキャンプ場のおっちゃんに、久が浜の復興商店街に寄ったらいいよと教えてもらう。是非寄らせていただきます!
いわき市に向けて走り出すと、少しずつ海岸沿いが気になり出した。この辺りも津波の被害を受けたのかな?2年経った今では、どこも綺麗で見分けがつかない。
久が浜の手前で、道路案内板に『ここから浸水区域』と書かれた看板を発見する。一見何も変わらないが、気持ちはぐっと引き締まる。
いわき市を過ぎ広野町に入る。
人の気配は確かにしない。でも建物がめちゃくちゃになっている様子もない。この辺も浸水したのだろうか。
道の駅ならはに立ち寄って見ると、現在閉館中で、双葉郡の臨時警察署になっていた。警官に近隣のことを聞き、1ヶ月前からもう少しの富岡町まで行けるようになったことを知り、とにかく限界ラインに行こうと決めて進む。

富岡町は現在、日中は立ち入ることが出来るが、夜間は立ち入り禁止となる区域。1ヶ月前に規制解除されただけあって瓦礫の山や、汚染された草木を集めた黒い袋等が置いてあった。
立ち入り禁止ギリギリラインまで3人で行って、ここから戻るのは自由行動とした。それぞれがそれぞれの思いを持って見て回ろうと。
俺は海岸沿いの道に出て、ずっと南下した。もちろん道は荒れてるし、流された車が転がってる。震災から2年経ってもこの辺は整備されないのか。
ぐるぐる回って集合場所へ。いろんな思いを胸に復興商店街へ。


復興商店街の浜風商店街に、地域交流館みたいなのがあって、そこで写真資料を見ることが出来たんだけど、被災当時の様子を見て驚愕した。
この久ノ浜の辺りも全て浸水していたらしく、それをここまで修復することが出来たのかと。人の力は凄い。それが集まるともっと凄い。

魚屋さんで今日の夜のおつまみを買って、食堂でご飯を食べてると、地元のお祭りの神輿が次から次にやってきた。
年配の方から若い人まで、地元を愛する気持ちで溢れてるなぁと思い、俺たちに出来るのはもっともっと東北に遊びに行くことだと強く思う。
14時過ぎに久ノ浜を出て、ここからまっすぐ猪苗代湖を目指す。磐梯山も走りたいと思ってたけど、3人の気持ち的にはこのままキャンプするのがいいかなっと満場一致だった。




天神浜オートキャンプ場は風が少し強いけど、乗り入れOKだし、磐梯山と猪苗代湖を目に前にキャンプ出来るロケーションは素晴らしいね。
夜は浜風商店街で買った数の子やイカの塩辛をつまみながらシーフードBBQ?とキムチ鍋。前日のキャンプで肉ばっかり食べてたから海鮮や野菜が恋しくて食べまくった。5月と言えど福島の夜はまだまだ寒く、オールウェザーブランケットで風除けを作りながら焚き火を焼べて、静かなキャンプを楽しんだ。

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