晩夏の大雪山ハイク DAY2

2016年3月12日土曜日

ALTRA OLYMPUS1.5 finetrack ツェルト2ロング HIKING OGAWAND OWN OLYMPUS XA4 北海道

t f B! P L
2015/9/16 Daisetsu-san


「山」という漢字はこの景色から生まれたんじゃないかな



5:00 起床
ヒロさんはもう撤収作業が終わっていた。昨日ウヰスキー500mlくらい飲んでたはずなのにケロッとしている。今日は層雲峡方面に降りて、翌日に白雲岳避難小屋の小屋締めために再度登ってくるとのこと。ヒロさんの出発を見送ってから俺も撤収作業を進めた。




5:30 白雲岳避難小屋出発
撤収作業が完了する頃にはあたりはすっかり明るくなっていた。今日は青空が見えていい天気になりそうだ。冷えている体をストレッチして軽く起こしてから南方向に向かって出発。昨日周りの人と会話した感じでは、俺と同じ方向に進む人はほとんどいなそうだったので、熊鈴をトレッキングポールにくくりつけて積極的に鳴らしながら進むことにした。

小屋から少し歩いたところで、某番組の撮影クルーに遭遇。
紅葉の大雪山を数日取材してるんだろうけど、けっこう疲れた顔をしてたのが印象的だった。仕事で山に来るってのはやっぱ楽しくはないのかな。




まーっすぐ どフラットな縦走路


地図で等高線を見てた時からわかってはいたけど、 なだらかなフラット縦走路。尾根なんだけど幅広い尾根。日本の山とは思えない広大な景色に目を奪われながらシャッターを切る。写真を撮るのも楽しい、スキップしながら歩くのも、歌いながら歩くのも楽しい。山を全身で感じれてるなぁ。





ガスに巻かれると緊張する 熊鈴をいつも以上に鳴らしながら進む




8:00 忠別沼
特に疲れを感じることなく進み続けて忠別沼へ。今日のコースタイムはかなり余裕を持ってるので急ぐ必要もないけどけっこう巻いている。なんだか時間を気にするのも馬鹿らしくなってきて、時計も外した。ケータイのアラームを12:00くらいにセットして、時間にも縛られず好きなように歩くことにした。

ガスの中に浮かぶ忠別沼



8:40 忠別岳
忠別岳を過ぎると避難小屋が見えた。三角屋根のどこか北欧的な避難小屋だなぁと、北欧なんて行ったこともないのに感じたのを覚えてる。水場があるみたいだったけど、特に水も消費してないので遠くから写真を撮るだけにしておいた。それにしても人に合わない。白雲岳避難小屋を出てから一人も会ってない。寂しさとか孤独とかは感じなかった、山に入った2日目は純粋に山を楽しめるから好きだ。



山並みとガスに巻かれた化雲岳と紅葉 好きな写真

あまりにも気持ちいいのでコーヒータイムにすることにした

昨晩の雨で濡れたツェルトやシュラフを乾かす。そして昼寝zzz



11:00 五色岳
五色岳に登るとトムラウシが見えた。今回はトムラウシに行くことも、その奥の十勝岳へ続く縦走路に進むこともしないんだけど、あの奥をずーっと行くと富良野まで抜けれることを想像すると気持ちが高まった。北海道なんて滅多に来れなし、何日も休みをとって家を開けることも今後難しくなっていくんだろうけど、いつかいつの日かあの先に続く稜線を歩いてみたいなぁと思った。それこそ定年して60歳になっても、山を歩き続けたいな。


自撮り楽しい


12:00 化雲岳
五色岳から化雲岳までもあっという間。荷物も軽いし(パックウェイト8kgくらい)、足の調子も最高に良い。熊笹と木道が交互に出てくる走り出したくなるような道。化雲岳では電波が入ったのでマツモに無事をメールしてちょっとだけ休憩した。
明日の朝、ここで朝日を見ようと決めてあえて写真は撮らなかった。

ここは楽園ですか

紅葉終わりかけのチングルマの群生が綺麗



13:10 ヒサゴ沼避難小屋 
頑張ればトムラウシまで往復できそうな時間だけど、このテンションで急ぐ気にもなれないので避難小屋にツェルト張って今日はゆっくりすることにした。水を汲みに行って浄水して、晩御飯の準備をしたらとにかくのんびり。
回りを散歩したり写真を撮ったり、もってきた文庫本(青春小説)を読んですこし学生時代のことを思い出したり。



風はすこし冷たくて ツェルト内に入ると暖かくて気持ち良い 



夜は晴れて天の川も見えました

山で起きて、山を歩いて、山で寝る。なんにもなくていい。あ、珈琲はやっぱり欲しいかな。


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