2014/3/8^9 石尾根縦走路 後編

2014年11月26日水曜日

Golite Breeze HIKING 奥多摩

t f B! P L
「雪の奥多摩をのんびり歩きたい!」
そんなテーマでやってきた奥多摩石尾根縦走路。
七ツ石山からの稜線は人っ子一人おらず、貸し切りでした。
日も沈みかけてきたので、フラットな適地を見つけてビバークすることにしました。。。







前編




富士山がどーんっと正面に見える好立地を見つけたので、満場一致でビバークすることにしました。いつもは個泊な俺たちですが、初めての雪山ということもあって、ここは先人たちの教えにならって一緒に泊まります。コタさんが山岳部の備品から借りてきたのは、パイネのGORE-LIGHTでした。俺は、久しぶりのドームテントで、久しぶりの床ありです。笑
スノーシューと靴で整地して、本体にポールを通して、スノーペグで固定して、、、自立テントの安定感を垣間みた気がする…。俺も1つくらいは山用の自立テントが欲しくなってきた…。




重たいテントをコタさんに担いでもらった代わりに、俺は鍋の食材とワイン(1L)を担ぎ上げました。ここも、初めての雪上調理で失敗しちゃいけねぇなぁと考えた結果、MSRのWisper Light Internationalという安定感抜群のガソリンストーブを持参。気温は-10℃くらいだったけど、なんの問題もなく使えました。やっぱガソリンストーブは寒さに強いな。



どんなに寒くても、1杯目はビールがいいっすね。缶のまま飲むと、唇に缶のふちがついて凍っちゃうのでシリコンのカップに注いで乾杯!!
晩飯はキムチ鍋を3回戦分と最後に〆の冷凍ご飯を投入、疲れた体に酸味と辛味が効きました。やっぱ複数人でハイクしてたら、一緒に何か食べるのがいいよね。個泊共食スタイルが一番いいのかな。
食後はコタさんがホットワインを作ってくれて、寒がりながら外で飲みました。厳冬期の宴会用シェルターの必要性を感じた…。笑

いっぱい食べたら、満腹なうちにシュラフに入ろうってことでそそくさと片付けてテント内へ。ペラペラのナイロンなテントだけど、壁が2枚あるだけで暖かさが全然違います。しかも、いつもはテント内に36℃の熱源が1つだけど、今日は2つなのでより暖かく感じました。


〔clothing〕
・finetrack / フラッドラッシュスキンメッシュ
・patagonia / capline2
・ibex / Hooded Indie
・marmot PatagoniaのR1みたいなフリース名前を忘れた
・montaine / Light speed jacket
・Arc'teryx / Cerium LT Hoody

・mont-bell / ジオラインパンツ
・mont-bell / スーパーメリノウールEXPタイツ
・UNIQLO / ヒートテックタイツ
・finetrack / ストームゴージュアルパインパンツ
・NANGA / potable down pants

・injinji / PERFORMANCE-MW
・mont-bell / メリノウール アルパイン ハイソックス
・Gunze / downshoes


〔Sleeping〕
・プラティパス湯たんぽ 500ml

・montbell / U.L.SSダウンハガー #2
・SOL / Escape Bivy
・山と道 / U.L.Pad15+s
・アストロフォイル


外気温-13℃ テント内気温 -9℃

燃料に余裕があったのでプラティパス湯たんぽを足下に入れてぬくぬくでした。夜も特に寒さを感じずに寝れたけど、重ね着しすぎてゴワゴワして寝にくかったなぁという感じ。もっと1枚1枚を暖かいものにした方が軽くもなるし寝やすいのかな。


DAY2

何度か目を覚ましつつも最終的に5時過ぎに起床。Escape Bivyの冬季初使用だったけど、内部が少し湿ってるかなぁって感じだった。1泊なら問題なく使えるけど、もっと透湿性の良いBivyが欲しくなりました。ドームテント内だったからかなぁ。

コタさんは寒くて何度も目を覚ましたらしく、朝も相当震えてた。危険にならない範囲で自分の装備のギリギリの限界を知るってのは良いこと。何が足りてて、何が足りていないか明確になったらしく、それだけでも収穫ありってことだ。




朝飯はコタギリ印のマルホのホットサンド。キャンプではよくホットサンド食べるんだけど、まさか重たいホットサンドメーカーを持ってきてるとは思ってなかったのでちょっと笑ったのだった。
テント内で寒さを凌ぎながら朝飯をゆっくり食べて、明るくなってきたところで撤収作業。テントが一つだと撤収も楽チン。会社の先輩が冬季こそ装備を共用化すべきだよと言っていたことが分かった。先人の教えってのは実践で培ったことをもとに作られてるんだなぁと関心した。






8:00 出発 すっかり明るくなって暖かくなってきたら下山開始。スノーシューとカンジキを履いてノートレースの石尾根をのそのそと歩きます。パウダースノーとは言えないけど、奥多摩でこんだけのラッセルが出来るなら十分。もふもふの雪の稜線歩きを頼んでると今回のピークの日陰名栗山に到着。標識も地味だし展望もそんなに良くはないけど、冬季なら葉が落ちてそれなりの開放感がある場所でした。
そのまま石尾根を東にすすむと、9:00ちょうどに鷹巣山避難小屋に到着。ここで作戦会議をした結果、北側斜面の日原方面に行くのは危険だと判断し、おとなしく最短下山距離である峰谷方面に降りることに。



GoLite Breezeの冬季鍋宴会用パッキングウェイト 12.6kg。MSRのガソリンストーブが重いのと、あまり必要なかったフリースなどが重量増加の原因。ひとつひとつのものが重いのはしょうがないけど、不必要なものもいくつか持っていってたので次の冬シーズンは装備を見直したい。


LOCUS GEARのCP2。1月の塔ノ岳以来アップダウンが激しいと右膝が痛むようになってしまった。ダブルストックを使う事で膝への負担を軽くしようと思って積極的に使うようにしてるけど、冬季は必需品だと言っても過言ではないな。日帰りのとき意外は早めにザックから取り出して使うことに決めたのでした。





峰谷行きの浅間尾根はゆるやかに下って行く道だと思っていたが、雪の影響なのか想像よりなかなか急な下山道だった。峰谷についたら良い時間のバスがなかったので、前日の夜にあまったパックワインを飲みながら峰谷橋まで。歩きワインをしてる自分たちがなんだかおかしくって飲むたび笑ってたようなきがする。。。






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