2014/3/8^9 石尾根縦走路 前編

2014年6月24日火曜日

Golite Breeze HIKING 奥多摩

t f B! P L
のっぴきならない事情があって2月の奥多摩に行けなかったコタさん。
今シーズンにどうしてもスノーシューが使いたいし、積雪期のテント泊に挑戦したいという。
だったら、バスの運転も再開した奥多摩にでもいきましょーかということで、重装備で奥多摩石尾根縦走路へ。特にピークも目指さないゆるハイク。









快晴の当日、奥多摩駅に8:00に集合して8:35鴨沢行きのバスに乗り込む。あまり人もいないかと思ったらそうでもなく、意外にもバスは満席になった。鴨沢から雲取山までのルートはトレースがあるとの情報をかけつけてハイカーがやってきたのかな。
奥多摩地区はバスの運転が再開されるちょっと前まで、車も入れない自衛隊も入れないような状態だったので、今回の山行も行くかどうかちょっと迷ったんだけど、じっとしてても何かの役に立てる訳でもないし、無理だとおもったらすぐに引き返すようにするって話した結果いくことにしたのでした。

9:30 鴨沢バス停 ほとんどの人が鴨沢で降りて七ツ石小屋目指して歩き始める。小袖乗越を超えたあたりから雪が増え始めて、そこからずっと下山するまで雪道歩きでした。チェーンスパイクをつけてもよかったけど、ほとんど踏み固められている上に、初履きのRocklite286が思いのほかグリップしたのでそのまま歩くことにしました。





前回の高尾山は荷物も軽いし、CTも短かったけど、今回のパックウェイトは12.6kg。
俺のGoLite Breezeには明らかにキャパオーバーで、肩にかかる加重が大きくて後日肩が筋肉痛になってしまった。コタさんにテントを持ってもらうかわりに、大量の鍋食材とガソリンストーブを積んできたばっかりにこのざまでした。
予想通り2:30のコースタイムでは七ツ石小屋にたどり着けず、二人でえっちらおっちら歩きながらなんとか小屋まで。コタさんはAKUのブーツを新調してたけど、アイゼンをつけないで歩いてたら滑りまくって歩きにくいらしく、ペースがすごく落ちてました。
俺のチェーンアイゼンを貸したら嘘みたいにグリップするって喜んでた。次のシーズンは12本爪じゃなくて、チェーンアイゼン買おうね。笑

13:30 七ツ石小屋着 やっぱりコースタイム1時間遅れだった。積雪期は1.5倍以上の時間がかかるって行ってたのはあながち嘘じゃなかったんだなぁ。こういうのを身をもって体験できただけでも今回の山行の価値があるもんだと思う。
簡単にお昼ご飯を済ませてちょっと休憩。隣のベンチに座ってたソロの女性は、お湯を沸かしてカップラーメンを作ってた。そして、そのラーメンの写真を何度もいいアングルを探しながら撮影してた。すっごい気持ちがわかります。ブログとかやってんのかな?ヤマレコかな?撮影してたコンデジがCanonだったので、心の中でいつもお世話になっておりますと頭を下げておいた。





14:20 石尾根縦走路 七ツ石小屋から巻き道をつかっていこうとしたけど、トレースがない上に急斜面に雪が積もって大変危険だったのですぐに引き返しました。積雪期はトラバースラッセルなんてしたくないな…。
石尾根に合流して、左を見ると雲取山へは情報通りのトレースがばっちり。右を見るとノートレースの尾根道。待ってましたといわんばかりの俺たち。コタさんはMSRのデナリアッセント、ライトニングアッセントが出る前のMSRのスタンダードなスノーシューです。俺はスーパーカンジキを持ってきたのでそれぞれ装着。ばっふばふのノートレース尾根を水を得た魚のようにはしゃぎながら歩きます。




15:00 千本ツツジ 快晴×ばふばふの雪×尾根=最高です。テンションも上がりまくってお互い写真を撮りあいっこしながら石尾根を鷹巣山方面に向けて歩きます。当初の予定では鷹巣山避難小屋まで行けたらいいねって話してましたが、この時間からはさすがに無理っぽいので、16:00をすぎた時点で良いフラットがあったらビバークしようっと話しました。
石尾根は何回か歩いたことあるので、フラットなビバーク適地が何箇所かあるのは知ってましたし、冬の石尾根をナイトハイクする人はいないだろうって判断でした。
高丸山の登りはいつも急だな〜って思ってたけど、積雪期になるとそれがさらに急になってる気がしました。ヒールリフターがあるコタさんのスノーシューはガンガンのぼってくけど、俺のカンジキだとキツいところが何箇所か…。スノーシューは高くて手が出せないけど、あの様子を見ると欲しくなってしまうなぁ。笑






16:00 高丸山 夏は展望のない山だった気がするけど、冬は葉も落ちて富士山も見えてました。急な登りの次は急な下りがくる訳で、シリセードにチャレンジするコタさん。でも、なかなかうまく滑ることが出来ず、むしろスノボで滑りたいっと。
下りきったら予想通りにいい感じのフラットがあったので、ここをビバーク地にすることにしました。

つづく

QooQ